フィルマラってこんな感じ

”翌日曜日の爆睡覚悟”の酔狂な映画好きが集まるフィルムマラソン。とは言っても、コアな映画マニアの堅苦しい集まりではなく、女性ひとりの参加も少なくはありません。
また、ゆったりとした座席・そしてテーブル付きのサロンシネマ1は、まさにオールナイトのための映画館かも。

フィルムマラソンの一晩の基本フォーマットはだいたいこんな感じです。

■開場・受付・開始まち
その日のデイタイムの最終上映が終わり、開始時間の20〜30分前から開場です。事前に予約していた人は受付で予約番号(席番)を確認して、また予約なしの人は座席表から空いている席を選んで料金と引き換えにチケットとプログラムシートをもらいます。プログラムシートは毎回手作りで、俳優のイラストや上映映画の解説・見所など盛りだくさん。
館内に入り自分の席に座ったら、開始までのスタイルは、前記のシートや新作のチラシを読みふける人・買い込んで来たおやつを席テーブルの上に並べて順番を考える人・おやつの補給にコンビに行く人etc、様々です。

■開始あいさつ
住岡支配人あるいはスタッフの方がスクリーン前に登場。観客も拍手で出迎えて気分を盛り上げます。客数が少ないときはなおさら拍手も力が入ります。挨拶とその日のテーマ紹介が簡単に行なわれ「それではフィルムスタート!」

■1本目上映〜終了、休憩
日付が変わろうとする時間帯、普段なら食べ物を口にしてはいけない時間ですが、勝負は長いので腹ごしらえも重要です。
ちなみに、館内には飲物/軽スナックの自販機がありますが、もっと食べ応えのあるものが欲しいときは直線距離30メートル(地図上)の某コンビニが便利でしょう。

■2本目上映〜終了、休憩
既に丑三つ時です。参加者の間になんとなく連帯感が生まれたような、そうでないような。

■インターミッション(折り返し地点)
3本目の上映前に、1・2本目を振り返ってのスタッフの方からの解説が。作品にまつわるこぼれ話や裏側の事情なども(個人的にはこの部分にもう少し時間を取ってもらってもよいと思うのですが)。そして眠気覚ましの”ジャンケン大会”。観客全員とスタッフの「ジャンケンお兄さん(またはお姉さん)」との勝ち抜けジャンケンで、景品としては市内映画館の無料チケットなど。観客が少ないフィルマラの場合だと得賞率も高くお得感ありです。悲喜こもごものジャンケンのあと、再びフィルムスタート。

■3本目上映〜終了、休憩
俗世では新聞配達が始まる時間帯です。こんな時間に自分は何をしているんだろう?という疑問がふと頭をよぎることもあります。

■予告編大会
4本目の前に、これからのサロン/ツイン系の番組の予告編フィルムの集中上映。もし決まっていれば、次のフィルマラの作品の予告も観れたりします。

■4本目上映〜終了
テーブルの上のゴミを片付けて、それぞれの帰路へ。公共交通機関の時間まで間がある場合には、そのまま館内で待たせてもらえることもあります。とにもかくにも、お疲れ様でした。気をつけてお帰りください。