本城聡章楽曲祭り〜1989-2009

遅ればせながら参加いたします

1、本城さん作曲の楽曲より、好きな曲5曲をお選び下さい。

気がつくと携帯プレーヤーのボタンを何度も押してしまっている曲たちを選びました。本当は10曲くらいあったけど。

機械』 (筋肉少女帯、『キラキラと輝くもの』、1996.12.9)
橘高曲と言われても違和感がないハードエッジな曲だけど、きっちりとしたAメロ→Bメロ→Cメロの展開と歌謡曲ばりにポップなメロディは、やっぱおいちゃん流。
この曲を含めて、『キラキラと輝くもの』の、冒頭『冬の風鈴〜序文〜』から『サーチライト』までの構成はまさに神がかり的。

ワインライダー・フォーエバ』 (UNDERGROUND SEARCHLIE、『スケキヨ』、1998.4.22)
”おいちゃん=ファンク”という印象が強くなったのもこの曲。復活前の筋少にあって今の筋少にないのは女性コーラスを入れた曲。ファンクじゃなくてもいいけど、もっと作って欲しい。

心の折れたエンジェル』 (筋肉少女帯、『シーズン2』、2009.5.20)
古典的HR。これもきっちりとしたAメロ→Bメロ→Cメロで、コーラスも随所で”効いて”ます。

『(新世代への啓示〜)その後or続き』 (筋肉少女帯、『新人』、2007.9.5
おいちゃんといえばシャッフルの人でもある。復活後の筋少で、こんなに気取りのないアラフォーのラブソングを聴けるのも(オーケンが歌えるのも)、この曲に表れているようなおいちゃんのほんわかした人柄のおかげではないでしょうか。

サーチライト』 (筋肉少女帯、『キラキラと輝くもの』、1996.12.9)
たぶんもうこんな曲は作れないのでは。つぅか、作らなくていいけど。オーケンの詩も、おいちゃんの曲も、メンバーの鬼気迫る演奏も、あの当時の”苦しみ”があったからこそできた奇跡の曲。
今ライブで聴いたとしても、その”苦しみ”のリアリティが今は無い分、響いてこない気がします。

2、ギタープレイ、パフォーマンス、その他好きなところ、お祝いのコメントなどありましたらどうぞ。

【アングラ村】【プログレ村】【クラシック村】【ヘビメタ村】といったバラバラな出身者たちが開拓した【筋少村】において、【ポップ村】出身のおいちゃんがいたからこそ間口も広がり、そこを訪れる人も増えたことと思います。
復活後のNHKインタビューで橘高さんが”自分とオーケンが勝手に家出して戻ってきたけど、玄関の鍵もかけず、どこ行ってたのよとも訊かず、メシを作って待っていてくれたおいちゃん(とウッチー)にすごく感謝してる”って言ってたけど、何も言わないにしても本人も相当の葛藤や苦しみはあったと思う。でも、戻ってきましたね(メンバーもファンも)。そして、戻ってこれましたね(ファンの待つライブに)。