『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』

【解説】(allcinema ONLINEより)
1922年につくられた吸血鬼映画の古典的傑作「吸血鬼ノスフェラトゥ」。吸血鬼役を演じた俳優マックス・シュレックには、公開当時、本物の吸血鬼ではないか、との噂がたつほどその演技は迫真に満ち観る者を恐怖で震え上がらせた。本作は、そんな俳優シュレックが実は本当の吸血鬼だった、との大胆な設定で作られた異色ホラー。ハリウッドの2大曲者俳優ウィレム・デフォージョン・マルコヴィッチの演技合戦が最大のみどころ。1921年、ドイツの映画監督ムルナウ(マルコヴィッチ)は新作の吸血鬼映画に取りかかっていた。徹底したリアリズムにこだわるムルナウは今回の映画の主役になんと本物の吸血鬼を用意していた! 主演俳優シュレック(デフォー)が吸血鬼であることはスタッフには内緒で撮影は始められたが、撮影初日からシュレックムルナウとの約束を破りカメラマンを襲ってしまう……。