ちりとてちん オープニング

ホームページが消える前に;公式サイト解説より

ドラマの流れを取り入れるということで、冒頭はヒロインのふるさと・小浜をイメージした映像からスタートすることにしました。最初に登場する波と家並みは、実際に小浜で撮影した写真を加工したものなんですよ。中盤で水引と扇が登場するのですが、これはおめでたいイメージを表現したもの。小浜と大阪をつなぐという意味も含んでいます。
その後、大阪をイメージした素材が続々と登場。まず、上方落語界で使われている数々の家紋。そして、大阪城通天閣太陽の塔などがあり、落語の高座へ (写真 d) と続きます。この高座は、大阪府立上方演芸資料館ワッハ上方)が持っているものを撮影させていただきました。徒然亭の紋である蝉のマークは後で入れたのですが、台座や鐘はもともとステージ上に置かれていたもの。松竹梅は舞台背景に描かれていた絵を加工しました。
また、2羽のすずめは最初アクセントで入れていたのですが、それが親子に見えるということになって…。親子のすずめが一緒に飛んでいて、ひなの方は旅立ち、母鳥は巣へ戻っていく。そして、成長したひなが再びふるさとに戻り母鳥と再会する。そんな物語にも見えるのではないかと思います。
(ディレクター 小島淳二・アニメーター 田辺秀伸)

ほー。