おやすみ、現爺ぃ

ファンの皆様へ

かねてより病気療養中であった上田 現ですが、肺がんのため3月9日午後5時15分永眠致しました。
一昨年末の発症以来、「腰痛」という公表のもと、完治を信じて、それこそ驚異的な努力を続けてまいりましたが、残念ながら47歳の誕生日を過ぎて間もないこの日、旅立っていきました。
ここに謹んでお知らせ申し上げます。

来たる3月13日午前11時より、千日谷会堂(JR信濃町駅 徒歩1分)に於いて仏式により告別式が執り行われます。
本人の希望でもありますので、少しでも多くの方々にお見送りをしていただけたら幸いに存じます。


平成20年3月10日
株式会社ミュージック・タブロイド
代表取締役 河原田仁志

元ちとせの唄声を聴きながら、心がちぎれそうになる。

そんなにファンではなかったけど、レピッシュの頃の現ちゃんの活躍(当時から既に爺ぃだったけど)はリアルタイムで記憶に残ってる。

大ヒット曲『ワダツミの木』が現爺ぃの作品だと知ったときはへー!凄い!と思った。
そして『千の夜と千の昼』の完成度に打ちのめされて。

失した羽を探し続けても もう何処にもないんだよ
あなたが時間を止めてしまっても ねえ 星は動いてる
言葉も折りも 風船も花束も届かない


千の夜と千の昼を超えて 溢れる光の銀河を渡る夢
草木に埋もれて忘れ去られた 崩れた塔の上で何を見てる?


あなたに笑って欲しくて ほら 色んなものを用意したよ
あの空に返そうと想って ねえ 色んな事を考えた
森の向こうの森に 海の向こうの海に出かけては集めて集めては祈って
祈って祈って探して願いを掛けて


私が最期に贈った物は 海の青を混ぜた銀の傘
右手に傘をさしたあなたは 風を受けて今舞い上かる
千の夜と千の昼を超えて 溢れる光の銀河を渡って行く
千の夜と千の昼を超えて