『月曜日に乾杯!』

【解説】(allcinema ONLINEより)
グルジア出身の巨匠「素敵な歌と舟はゆく」のオタール・イオセリアーニ監督が、人生にちょっと疲れた中年男の気ままな旅を、シニカルに、でも温かな眼差しで描いたほのぼのムービー。フランスの片田舎で単調な毎日を送る主人公が突発的に向かったヴェニスで、束の間の自由を満喫する姿を、計算され尽くした流れるようなカメラワークで優しく見つめる。2002年のベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)と国際批評家連盟賞をW受賞。
フランスの小さな村。ヴァンサンは毎朝5時に起き、1時間半かけて勤務先の工場に通っている。単調な仕事の連続で、社内ではタバコも吸えない。また、帰宅しても4人の家族には温かく迎えられず相手にもされないヴァンサン。ある週の始まり月曜日。いつものように出勤した彼は、工場には向かわずふらっと丘に登る。そこで仕事をサボりながら煙突の煙を眺めているうち、突然旅に出ることを思いつく。そして、ヴァンサンはワイン片手にヴェニスヘと向かう。彼はそこで、人生を楽しんでいるように見える一人の中年男と親しくなるのだったが…。
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月曜日に乾杯! [DVD]

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