『華氏911』

【解説】(allcinema ONLINEより)
ボウリング・フォー・コロンバイン」のマイケル・ムーア監督がジョージ・W・ブッシュ大統領の再選阻止を最大の目的に製作したドキュメンタリー。9.11米国同時多発テロの背景と、それに続くブッシュ大統領の“対テロ戦争”の真実を暴く。2004年のカンヌ国際映画祭においてみごとパルムドールを受賞。本国アメリカでは公開前から様々な物議を醸し、映画の主張を巡って賛否が激しく対立するなど大きな社会現象を巻き起こし、ドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録した。
2000年の大統領選挙。激戦と混乱の末にゴア候補を破りブッシュ候補が第43代アメリカ合衆国大統領に就任する。そして2001年9月11日、アメリカのニューヨークとワシントンをハイジャックされた旅客機が襲うという前代未聞のテロ事件が起きる。やがてテロの実行組織がオサマ・ビン・ラディン率いるアルカイダと判明、ブッシュ政権は犯人を捕まえるためアルカイダが潜伏するアフガニスタンを攻撃する。しかし一向にオサマ・ビン・ラディンを捕えられないまま、いつしか戦場はイラクへと移っていった…。一連のブッシュ政権の行動に疑問を抱いたマイケル・ムーア監督は、豊富な事実を基に様々な角度からその真相を明らかにしていくのだった。