『MIND GAME』

【解説】(allcinema ONLINEより) 
ロビン西の同名コミックをSTUDIO4℃の製作で完全映画化したハイテンション・アニメ。20歳の若さであまりにも無様な死に方をしながらも驚異的な生への執着で生き返った男のエネルギッシュな生き様をスピード感いっぱいにパワフルに描く。劇場版「クレヨンしんちゃん」や「ねこぢる草」などで注目された期待のアニメーター、湯浅政明の長編初監督作。声の出演には今田耕司藤井隆をはじめ吉本芸人が多数登場、全編にわたってコテコテの大阪弁を披露。
電車に乗っていた西の目の前で、閉まるドアぎりぎりに飛び込んで来た一人の女性。彼女は西の初恋のひと、みょんだった。思わぬ再会を喜び合う2人。彼女は姉ヤンと2人で営む焼き鳥屋に西を招待する。しかしそこでみょんのフィアンセ、りょうを紹介され落ち込む西。そんな時、みょんの父の借金を取り立てにヤクザがやって来た。そして運の悪いことに、西は怒り狂うヤクザによって、ケツに銃を突っ込まれあっけなく死んでしまう。こんな死に方に納得できない西は、黄泉の世界で神様に逆らい、驚くべき執念で現世に蘇るのだった。瀬戸際の危機を脱した西はヤクザの車を盗み、みょんとヤンを乗せ、迫り来るヤクザから必死に逃げる。しかし激しいデッドヒートの末、ついに橋の真ん中で退路を断たれた西たちは、あえなく車ごと海へと転落してしまうのだったが…。
実写や3D、CGをはじめあらゆる手法・タッチを縦横無尽に詰め込み、およそ統一感とは対極に位置しているはずながら、有無を言わさぬ圧倒的な疾走力と躍動力が観る者に違和感を抱かせるひまさえ与えず、めくるめくイマジネーションの世界へ引きずり込んでしまう驚異の一作。

■なんとなく飛距離不足。

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