『ラブ・アクチュアリー』

【解説】(allcinema ONLINEより
ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」の製作スタッフが、クリスマスを目前にしたロンドンを舞台に、男女19人が織りなすさまざまな恋愛模様を同時進行で描く心暖まる群像ラブ・コメディ。「ノッティング〜」「ブリジット〜」などの脚本を手掛けたリチャード・カーティスが本作では脚本のみならず監督デビューも果たす。ヒュー・グラントリーアム・ニーソンエマ・トンプソンをはじめ、新旧の人気英国人スターを中心に豪華共演。
12月のロンドン。クリスマスを目前に控え、誰もが愛を求め、愛をカタチにしようと浮き足立つ季節。新たに英国の首相となったデヴィッドは、国民の熱い期待とは裏腹に、ひと目惚れした秘書のナタリーのことで頭がいっぱい。一方街では、最愛の妻を亡くした男が、初恋が原因とも知らず元気をなくした義理の息子に気を揉み、恋人に裏切られ傷心の作家は言葉の通じないポルトガル人家政婦に恋をしてしまい、夫の不審な行動に妻の疑惑が芽生え、内気なOLの2年7ヵ月の片想いは新たな展開を迎えようとしていた…。

■クリスマス映画の定番化にしたい佳作。”人間描写が浅い”というネガティブな評もあるようだが、”恋なんて深刻に構えてするもんじゃないでしょ!?”という、それぞれの登場人物たちの子犬のような無邪気さに好感もてる。
■エピソードの殆どが印象深いのだけど、ラストを締めたトーマス・サングスター君の「走り」に、こちらの気持ちも高揚してしまった。