『あした吹く風』

■昭和40年代の東京の下町を舞台に、杉本哲太天海祐希窪塚洋介といった面子によるひと夏の出来事のお話。とは言え、そこはやはり塩田作品、メインは杉本/天海夫婦の間の娘を演じる田島有魅香(10歳)。この子が、窪塚演じる訳ありな大学生に淡い初恋をし、そして…。大人の世界の波風の間をハードボイルドに生きる姿と子供ならではの瑞々しい表情、「塩田節」全快。
■40年代の下町を描くためにCGが書割的な使われ方をしていて…それがまだいかにも書割って感じで(BSオリジナルドラマという予算の都合だろうが)違和感は否めなかったのだが、”なるほど、テレビドラマもそうなっていくのだな”と思った。
■主役の田島有魅香、今日初めて見て、またすごい子が出てきたなぁと思ったのだけど、この夏某館で上映されていた『ドッジGO!GO!』では主役だったという…子供向け映画まではチェックまわりませんー。