『トリプルX』

【解説】(allcinema ONLINEより)
ザンダーは命を懸けたエクストリーム・スポーツ“Xゲーム”で若者たちにその名を知られるカリスマ的な存在。トレードマークは首の後ろに彫った“xXx”。自分のプレーをビデオに収めてインターネットで販売し、アンダーグラウンドな若者たちから熱狂的な人気を得ていた。どんな危険なゲームも平然とやってのけるその驚異的な身体能力と冷静な判断力が、やがて国家安全保障局(NSA)の目に留まる。NSAのベテラン・エージェント、ギボンズは強引にザンダーを説き伏せ、彼をシークレット・エージェントに任命する。コードネームは“xXx(トリプルX)”。その任務とは、既に3人のエージェントが見破られ抹殺されていた過激な犯罪集団“アナーキー99”への潜入捜査だった…。

■今やBMWやオメガ等のブランド広告映画となってしまった『007』をせせら笑うかのように登場したスパイ映画…というよりバリバリ直球勝負のスポーツアクション映画。銃弾、火薬等の物量にも圧倒されるが、V.ディーゼル(及び多数のスタントマン)の体を張ったアクションに終始爆笑した。…いや、いい意味でですよ。「炸裂する火柱をバックにモトクロスバイクで鉄条網越えジャンプ」とか「雪崩をバックに新雪スノボー」とか、絵的にオイシすぎるアクションシークエンスがてんこ盛り。
■CGバリバリの(やはり007を意識した)タイトルロールは本編終了後に登場。つまりそれまでの本編が「エージェント・XXX誕生」までを描いたアヴァンタイトルで、本当の冒険はこれから(製作が決定している第2作目以降)ということか?じゃぁ早くみたい!
■公開初日に、しかも割り引きの効かない昼間からいそいそ劇場へ。肝心の客の入りは初日土曜の昼間なのにどーも淋しいかぎり。本来観客のメインとなるべきティーンエイジャーの姿も見当たらず。もっと頑張れ東宝東和!