『 UNLOVED 』

【解説】(allcinema ONLINEより)
役所勤めの地味なひとりの女性がふとしたことから出会ったまったく対称的なふたりの男性と恋に落ち、“自分らしく生きる”ことと、自分を取り巻く現実との間で葛藤する姿を描いた愛憎ドラマ。多くの若手監督を輩出してきたJ・MOVIE・WARSシリーズの第5期作品。監督はこれが劇場映画初監督となる万田邦敏。主演に森口瑤子。ヒロインに翻弄される二人の男性を仲村トオル松岡俊介が演じる。
影山光子は市役所に勤める30歳過ぎの平凡な女性。職場ではほとんど目立たず、生活もいたって地味なものながら本人にとってはそれなりに不満のない日々を送っていた。しかしある日、仕事のためにたびたび市役所を訪れていたやり手ビジネスマンの勝野にお茶に誘われる。勝野は光子に急速に惹かれていくが、光子は生活レベルの違う勝野に戸惑いを抱く――。やがて、光子は自宅アパートの真下の部屋に引っ越してきた青年、下川と知り合い親しくなる。光子は、勝野と違い、一緒にいる時ありのままの自分でいられる下川にかけがえのないものを感じるのだが……。