『ぼのぼの クモモの木のこと』

【解説】(allcinema ONLINEより)
1986年の連載開始以来、多くの人々に愛されてきた<元祖癒し系>キャラクター“ぼのぼの”が、ふわふわ、フカフカのフルCGアニメで復活。原作者自ら脚本・絵コンテを手掛け、ゴンチチサウンドとのコラボレートによるヒーリング・ファンタジーが展開する。また、森本レオ立川談志が声の出演に名を連ねる。
大切に飼っていたコゲトリ虫に逃げられたぼのぼの。森の中を探したけれど結局見つけることはできなかった。ぼのぼのは悲しみを癒すためクモモの丘へと向かった。その丘にあるクモモの木には不思議な力があり、その葉のにおいをかぐと悲しい気持ちや苦しい気持ちが消えていくのだった。クモモの木の下でぼのぼのフェレットの子どもポポと出会った。やがて仲良くなる二人。そんなある日、“クモモの木の枝を折って盗んでいく者がいる”との噂が流れる。犯人はポポだった。大怪我をして病床についてる父親の痛みを和らげようとしていたのだった……。

■原作漫画は未読のため、独特と言われる世界観の予備知識もなかったのだけど、中盤からずっと泣きっぱなし。60分という短い時間の中に、孤独と友情・別れと再開・悩みと悟り・破壊と再生、etcがきちんと収められていて映画的なカタルシスがある。ただし上映されたシネツインはデジタル対応でないので画質が全然ダメ。