『ベント/堕ちた饗宴』

【解説】(allcinema ONLINEより) 
ブロードウェイで好評を博した舞台劇を映画化。第二次世界大戦を舞台に、アウシュビッツの収容所で同性愛を貫いた男たちを描く異色のラブ・ストーリーゲシュタポの手によって逮捕された同性愛者たちが、悪名高いダハウの強制収容所に送られることになった。同性愛者は、ユダヤ人や戦争捕虜よりも下とみなされ、非人間的な最低の扱いを受ける。だが、そんな地獄のような状況のなかでも、彼らは愛を貫く。

■舞台劇の映画化。決して悪くはないのだが、やはり舞台劇のほうがもっと伝わってきただろうなぁ、というのが感想。”左眉をこする”という仕草が見事なポイントだった。電流の流れる鉄条網にマックスが歩いていくシーンがクライマックスであったが、これも最後のシーンは「見せない」ほうがよかっただろう。