WEDNESDAY J☆POP 観たよ

J-POP界で唯一無二のロック・バンドが生出演!
完全復活から2作目のアルバム「シーズン2」を発表する日、
圧巻のライブ・パフォーマンスでふれあいホールに新たな伝説を生み出します!
(番組公式サイトより)

  • MC寺岡呼人曰く「20年間同じレコード会社だけど、話したのはトータルで5分くらい」…多少誇張はあると思うけど。会社が同じと言っても、デスク並べて仕事してるわけではないからね。純太と和弥は『ボヨヨンロック』に参加してるし、もう少し交流はあると思うのですが。そういえば先週の『週間アスキー』の「R40!」は和弥がゲストだった。
  • 呼び込みにてメンバー登場。ライブ観覧者は当然全員筋少ファンだ(と思う)けど、全体的に反応は落ち着いた感じ。ファンの特性と年齢層からか、本当のライブのようにハジケた感じではなくてa little shyな感じか。
  • バンドのこれまでの歩みをコンパクトにしたVTR紹介。先日の武道館ライブ、デビュー時の『釈迦』のPVから始まって、紆余曲折の長い歴史のある個性的バンドですよーということが短時間で過不足なく素人/ファン含め全方位的に目配せされたよいVTRだったと思う。
  • ライブ前トークの座り位置は前にオーケン・橘高、その後ろにおいちゃん・うっちー。呼人の「再結成した後の”鮮度”は今どうですか?」という質問(フリ)に、「普段ぜんぜん会わないから新鮮だよね」「(一緒に食事はしないけど)互いの食生活の話はするよね」、オーケンから橘高さんに「”君はラーメン食べすぎる!”とか」その返しで橘高さんからオーケンに「”君は食生活が健康すぎる!”とか」 という流れが面白くもあり、微笑ましかった。
  • ライブ開始前の煽りMCからすでにオーケン、噛み噛み。でもそれもあわせて”普段通り”で、ファン側もリラックスしたのではないでしょうか。新曲『心の折れたエンジェル』でスタート。あれ?エディがいませんよ?ドラムの兄ちゃんは誰ですか? …生放送のテレビショー仕様で【オケデータのあてぶり演奏+オーケンの生唄】だったのだけど、筋少に関しては【メンバーの生演奏+オーケンの口パク】のほうがいいのではないの?オケ演奏に合せてアクションするメンバーを見ながら盛り上がるのはファンとはいえ客席も少しやりにくそうだったし、何よりオーケンの歌詞まつがいが…オーケンの足元に歌詞ディスプレイ画面はあるのだけどライブっぽさを出そうとすると凝視するわけにも行かず、歌番組を見ていて歌詞テロップを無情と思ったのは今回が初めてです。でもバンドブームの頃からこんな場面(オケ演奏による歌番組出演)はもう何度もメンバーは経験しているのだろうね。
  • 『〜エンジェル』直後のオーケンMCで早速、歌詞まつがいが自虐的ネタに。「…次の歌は古い歌だから大丈夫だろー!コール&レスポンスで行くぜー、”日本を印度に!”(”しーてしまえー!”)」で『日本印度化計画』。オケのスタートがコンマ数秒遅くてギターリフのタイミング合せがちょっと苦しかった橘高さん。シタールソロの部分できちんとエアフィンガープレイを見せてくれるその後ろのパーカッションの音に合せてベースのボディをポコポコ叩くうっちー。その直後のギターソロの横でオーケンの蛍光ヌンチャクソロ。曲エンディングのコール&レスポンスも決めて、そのまま『イワンのばか(Ver.2007)』へ。Aメロの低音ボーカル部分もオケになっており、オーケンの歌詞まつがいがまたしても浮き彫りにされる状態に!しかしそこは曲の勢いで押し切る!最後のコーラスでは客席も一体化して合唱&ウェーブ。かっこよかった。
  • 最後は新曲『世界中のラブソングが君に』でしっとり。オーケンもさすがに歌詞まつがいはイカンと思いさりげなくモニターに目をやりながら歌い上げてまさに披露宴のカラオケ状態
  • 番組のエンディングで、「ライブではオーケンを誰も紹介してくれないのでメンバーからかっこいい紹介をお願いします」という視聴者からのリクエストに、じゃぁ…と橘高さんが、「ボーカル、生放送に強い男、大槻ケンヂ」ときれいに落として全員大うけ。オーケンも笑いながら「20年やっててこれだかからね〜、もう”神”だよね!」とコメントし、なごやかに番組終了。本番のミステイクを逆手に最後をきちんと〆た橘高さんGJ!と思いつつ、先の食生活のやりとりと合せてのオーケンと橘高さんのフロントツートップのバランスが美しいなぁと思った。
  • 上には書かなかったけれど、新曲の感想はちゃんと『シーズン2』を聴いてからにします。