完成


夕凪の街 桜の国』が完成しました。
昨日は初号試写があり、藤村志保さんはじめ多くの俳優陣、スタッフ、出資関係の方々でイマジカの試写室は満席になりました。主演の田中麗奈さんと麻生久美子さんが欠席されたのが残念でした。
脚本の打ち合わせをしてから約2年が経過してやっと完成に至ったわけです。
何度も観ているので冷静に観ようとスタートしたのですが、不覚にもこれまでで一番ポロポロと泣いてしまいました。それでも終映後に大きな拍手が起こり、ロビーにて皆さんが立ち去り辛そうに話をしているのを見るとうまく仕上がったように思います。
大手映画会社や在京キー局(テレビ)からは地味で売り辛いとの理由で避けられた企画ですが、スタッフ・キャストが誇りを持って取り組んだ作品です。何とかたくさんの方々に観ていただきたいと思います。
この作品に関わったすべての皆さんに感謝致します。ありがとうございました。
佐々部清監督公式サイ内ト 「ほろ酔い日記」より)

で、掲示板にはこうの先生のコメントが。


映画「夕凪の街 桜の国」、観て来ましたよ!! 善かった!!! 恥ずかしいけど、もうぼろ泣き!!!! 自分が描いた事とかもうすっかり忘れて見入って、最後に名前が出てびっくりしてしまいました。「原作を大事に作る」というのは、原作通りに作る事ではなく、どちらを知っていても知らなくても面白く作る、という事だと知りました。映画人の魂を見せつけられました。
漫画と大きく違うところは、昭和33年と平成19年が舞台だというところですね。皆実も、京ちゃんも、フジミさんも3歳ずつ長生きさせて頂いています。あと泣く場面が結構ありました。で、いちいち貰い泣き…。一観客として公開が楽しみです。

「原作と違う…それが良い」という『時かけ』アニメ化に際しての筒井御大の言葉を思い出しました。