第16話「虫けらの命」GLASS TIGHTROPE

偶然殺人現場を目撃してしまったキンブル。事件とはまったく無関係の男が逮捕されたことを知ったキンブルは、身の危険を顧みず、事実を明らかにしようと奔走する……。(NHKホームページ放送案内より)

■言われなきゃそうとは判らない、ドレビン警部となる約30年前のレスリー・ニールセンがゲスト出演。キンブルの決死の働きかけにより自首を決意するプロセスには、単なる”良心の呵責”だけでなく”逆玉と周囲から見られていることへの負い目”、”支配的な妻からの開放”、という+αの要素が加わって説得力のあるものに。
■ちなみに、殺人の嫌疑をかけられるルンペン風の老人について”虫けらにかかわる余裕はないのだ”と語るナレーションは、主人公であるキンブルの心情の代弁としては少々非情だ。