第15話「リングの上の決断」DECISION IN THE RING

医学の知識と腕を買われ、ボクサーのもとで働くことになったキンブル。そのボクサーと親しくなるうち、キンブルは彼に脳障害があることに気づく……。(NHKホームページ放送案内より)

■キンブルの正体が明らかされるプロセスが少し荒っぽいのだけど、”ボクサーとしての栄光と生命、どちらを選択するのか?”というオーソドックスな主軸に”人種差別”そしてそれを越えた、”かつて医療の世界に身を置いた者同士の友情”というエッセンスで、素直に感動できるエピソード。冒頭、キンブルがカットマンとしての判断力をジムの会長から試される場面では、医療の世界に少しでも戻れてか心なしかキンブルも嬉しそうだった。あとはレオとジムの会長とのそれまでの絆を示す描写が少しでも描かれていればよかったのだけど。