第13話「人知れぬ恐怖」 TERROR AT HIGH POINT

ユタ州の工事現場で働くキンブル。ある夜、組長夫人が暴漢に襲われ、気の弱い青年ジェイミーに疑いが掛かる。うろたえて山中に逃げ込んだ彼を、キンブルが必死で励ます。(NHKホームページ放送案内より)

■第11話と同様キンブルの逃亡劇は話には絡まず、”気の弱い青年”の存在を通じて(↑、”薄弱”と書けないのがNHKらしいなぁ…)ある夫婦の苦悩と葛藤に焦点が当てられる。夫役のジャック・クラッグマンはシドニー・ルメット版『十二人の怒れる男』の陪審員の一人(実直そうな男;実はスラム街出身)の役で見覚えあり。成田三樹夫ではありません。
■本エピソードの中ではキンブルの正体が誰にも明かされる/暴かれることはない。しかしそれでも彼は去らざるを得ない。その理由はエピローグ部分のナレーター、そして邦題が静かに語るのだ。