『ウィスキー』

【解説】(allcinema ONLINEより)
これまでに60本の映画しか製作されていないというウルグアイでつくられ、カンヌ国際映画祭や東京国際映画で評判を呼んだヒューマン・コメディ。小さな靴下工場を経営する年老いた男と突然帰郷した弟、経営者に頼まれ偽装夫婦を演じることになる中年女性従業員、ひょんなことから奇妙な共同生活を送ることになる男女3人が織りなす人間模様をペーソスを交え、ほのぼのかつオフビートなタッチで綴る。監督は本作が長編2作目となる新鋭コンビ、フアン・パブロ・レベージャとパブロ・ストール。
ウルグアイのとある町。父親から譲り受けた寂れた靴下工場を細々と経営する初老の男ハコボ。彼の工場には控えめで忠実な中年女性マルタも助手として働いている。長年一緒に仕事をしている2人だったが、必要最低限の会話以外とくに言葉を交わすことはなかった。そんなある日、1年前に亡くなった母親の墓石の建立式のため、疎遠となっていたハコボの弟エルマンが訪れてくることに。そこでハコボは不意に、弟が滞在する間だけ夫婦のフリをして欲しいとマルタに頼み込む。彼女は仕方なくそれに同意し、2人は早速準備に取り掛かるのだったが…。

ウィスキー [DVD]

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