第6話「小さな魔女」THE WITCH

ミズーリの寒村でトラック運転手をするキンブルは、ある少女の虚言癖によって村を追われる。真実を語ることの大切さを少女に教えようとするキンブルだったが……。(NHKホームページ放送案内より)

■絶対絶命の場面でもキンブルは他者に対してのヒューマニズムを貫こうとする。それがこのドラマの最大の魅力であるのだが、その魅力が発揮される初期の傑作エピソード。
■他者を徹底的に阻害する閉鎖的な田舎社会、それに拍車をかける虚言症の少女、不気味な人形(「青い血の女」そっくり!)という嫌〜なエッセンスだらけ。しかし、ジェニーが必死に大人たちに取りすがるクライマックスのカタルシスとエピローグの「今度身元保証人が欲しかったら、わしに連絡しろ」という保安官の台詞に救われた気分になる。
■ちなみに2ちゃんねるの実況板ではジェニーの改心描写に”あんな嘘つきは簡単には直らない!”という意のコメントがあったが、自分のついた嘘のせいで目の前で無実の人間が殺されそうになったら必死になるわな?