『リベリオン』

【解説】(allcinema ONLINEより) 
従来のガン・プレイに東洋武術の“型”を取り入れ、より合理的な戦闘スタイルとしてカート・ウィマー監督自ら考案した<ガン=カタ(GUN-KATA)>をフィーチャーしたSF近未来サスペンス・アクション。個人の感情を強制的に抑止させ管理する警察国家を舞台に、ある時感情に目覚めた男が本当の敵へ戦いを挑む姿をダイナミックかつスタイリッシュに描く。主演は「アメリカン・サイコ」のクリスチャン・ベイル。共演に「奇跡の海」「レッド・ドラゴン」のエミリー・ワトソン
第3次世界大戦後、生き残った指導者たちは戦争勃発の要因となる人間のあらゆる感情を抑止させるべく、精神に作用する薬プロジウムを開発。これを国民に毎日投薬することを義務づけ、徹底した管理国家体制を敷いた。反乱者は、クラリック(聖職者)の称号を持つプレストンを中心とした警察に厳しく処罰される。銃を用いた武道ガン=カタの達人でもあるプレストンは、冷徹に任務を遂行する非情の殺人マシンだった。だがある日、誤ってプロジウムの瓶を割ってしまった彼は、仕方なく薬を投与しないまま仕事を続けてしまう…。

■ストーリーや細かい設定の矛盾点を気にしだすとキリがないのだけど、シビれました&燃えました。
■「冷たい管理社会」と「東洋武術+二丁拳銃」というビジュアルを格好よく具象化する、という作り手の意図が成功して(ごく一部の人間に対して)見事にアピールしている。