『愛する』

【解説】(allcinema ONLINEより) 
遠藤周作の『わたしが・棄てた・女』を熊井啓監督が酒井美紀渡部篤郎主演で映画化した新生日活の第1回作品。東京湾を望む臨海副都心、クリスマスの日に遊びに来た森田ミツは、吉岡努という沖縄出身の青年と出会い、二人はその夜、当然のように結ばれる。しかし、その喜びもつかの間、ミツはハンセン病と診断され、北アルプス山麓の療養所へと隔離されてしまう。心細さと不安を抱えるミツだったが、園内の人々に温かく迎えられる。が、やがてミツのハンセン病は誤診と判明する……。