『LA CADUTA DEGLI DEI』

alter-m-nn1983-07-00

Voice:JUN JET
Guitar:KLAN
Drums:KYOYA


01.3 YEARS
02.サ−チライト
03.D-Day or Lost-Day

JUNいわく「あの頃は勢いしかなかった」という事だが、荒削りながらもその疾走間、フレーズ、メロディ、とりわけ歌詞に於いて他とは一線を画した存在感があった。ダムドに通じるポップ感覚をコピーではなく、確実に自分のものにした最初のバンドだといえる。(石川由美、『DOLL』1989年6月号)

ガシガシに刻まれる性急なビートと吐き捨てるようなザラザラのボーカル。その後の彼らの音が耳に馴染みすぎているので、ソノシート収録という音質の荒さとも相まって”ウィラードをカバーしたアマチュアパンクバンド”という感じの音源。しかし歌詞の面においては既に、後の作品に通じる客観性/叙実性を垣間見ることができる。ベストアルバム『G.W.T.W.』で初聴。(2007.08.19)