新宿ロフト等でライブ
ユーゾー脱退。替わってマリア023時代の仲間であったテーユーが加入。これによって、ジュネ(VO)、アキ(G)、シンタロー(B)、テーユー(DS)という、初期AUTO-MODの最強ラインナップができ上がった。
(宮部知彦、'91年再発CDブックレットより転載)
当時のレパートリー
- 忘れていたこと
- 侵略者への恐れ
- アイソレーション
- ラヴ・ジェネレーション
- バラの刺青
- ファッキン・トレイン
- メタモルフォシス
- エターナル・シティ
- サンデイ・モーニング
- ルッキング・フォー・サクリフアイス
- ホラー
- 哀しきモッド人形 etc
叩きつけるようなビートに乗せて、大都会の孤独、現代社会における人間性の喪失、全体主義の恐怖etcのテーマを歌うジュネ。良くも悪くもストレートな(パンク)ロックバンドであり、当時のバンドシーンの中ではone of themの位置づけであったのだろう。ジュネの個性が仇花のように開花するまでにはもう少しの時間を要することとなる。(2007.7.28)
この頃のオートモッドはパンクバンドとして直接政治や社会性に関わり、新しい社会を窮乏するという意識が強かった。特にファシズムに対する嫌悪感がいつも頭の中につきまとっていた。しかし結局のところ、オートモッドの歴史の中では何ら新しい時代との遭遇は何も見出せなかったけどね。
(ドキュメント『HISTORY 1980-1985』より ジュネによるコメント)
「オートモッドは毎回違うことやっててみんなつかみ辛いかもしれないけどそれがオートモッドらしさだと思うから、みんなも追っかけてきてもらいたい」
(ドキュメント『HISTORY 1980-1985』より 当時のライブにおけるジュネのMC)
よく言われた演劇性とかは何も考えていなかった。ただその頃から僕の感性が十分にドラマ嗜好だったことは言えるけどね。
(ドキュメント『HISTORY 1980-1985』より ジュネによるコメント)