Great Voyage Of Golden Chapter ? In OSAKA@Shinsaibashi CLUB DROP

行けちゃぁいませんので伝聞形になりますが。

  1. 1.Return In Triumph
  2. 2.Angel Trip & Lucifer Kiss
  3. 3.Vampire Nite
  4. 4.Ever Risin'
  5. 5.His Song(JOLLY ROGER II)
  6. 6.Sweet Bad Journey
  7. 7.Nightmare
  8. 8.Tender Rain Kept a Fallin'
  9. 9.Alice In Borderland
  10. 10.Run "Cindy" Run
  11. 11.Nervous Red Friday
  12. 12.Dear My Captain
  13. 13.Legendary Bonnie & Clyde
  14. 14.Heel
  15. 15.Chase The Shooting Star

Encore.1

  1. Tangerine Sky & Tiny Daisy Chain
  2. Uruwashi no Baby

Encore.2

  1. Horror Train
  2. Stinky Vice

♪" 1 2 3 "

今回のビジュアルはJUNが『G.E.W.F』リイシュー盤のライナーノーツでも言及している"Groovie Goolies(『幽霊城のドボチョン一家』)"ですね。再放送で観た記憶があります。選曲が『THE WILLARD』から集中(しかもほぼアルバム曲順通り)しているのが何らかの意図を感じますね。

というわけで、先日の社用車高速ドライブ中に久しぶりに聴いてみました。↓

  1. THE WILLARD
  2. アーティスト:THE WILLARD
  3. 出版社/メーカー:TRIAD
  4. 発売日:1990/1/21
  5. メディア:CD



JUN"Night Shift"OBIGA VOCAL & SIDE SLIDE GUTARS
KYOYA"Speed"SUGIKI DRUMS & PERCUSSION,CHORUS
SHIN NAKAJIMA GUITARS & CHORUS
NIKICHI"Senor"ANAI SLAUGHTER BASS & CHORUS

  1. ANGEL TRIP & LUCIFER KISS
  2. VAMPIRE NIGHT
  3. ALICE IN BORDERLAND
  4. EVER RISIN'
  5. HIS SONG (JOLLY ROGER II)
  6. WINCHESTER'S LIE
  7. IMITATION SAYS
  8. CHINESE TRICK
  9. HALLOWEEN MIDNIGHT (KIDS PLAY IN...)
  10. OCT.31, 1989

89年1月のKLAN脱退後、88年7月に解散したルースターズから参加した穴井氏が、90年3月〜4月の”Unlimited Freak Out!!TOUR”においてサポートを経て正式加入。
その後も東名阪のライブを経て、日本コロムビア(TRIAD)移籍後の第一弾作品。
発表後直後から7月の日比谷野音まで、北海道から九州まで60箇所近いライブハウスツアー(間隔を数ヶ月開けて1会場2回のところもあり)、”GREAT TROUBLE & SPECIAL TRICK TOUR”を行っている。現在のライブ頻度から考えると考えられない精力ぶりです。またプロモーション活動も同様に精力的で、ライブの実施はなかった鹿児島にもJUNはやって来て、MBCの『5時からテレビ』*1に出演し、生放送でのインタビュー&コメントと『VAMPIRE NIGHT』のPVが流れた。また、NHK-FMの日曜夜11時『FMホットライン』にて渋谷陽一によるJUNインタビューもあった。インタビュー後に『ANGEL TRIP & LUCIFER KISS』を渋谷氏が曲紹介しつつ「なんちゅうタイトルだ」と苦笑していた。…どっちの放送もどんなことをコメントしていたかは覚えてません。
アルバム自体も、(当時流行った)デジパック仕様のジャケット、JUNを始め全メンバーの本名によるクレジット表記、バンド名を冠したアルバムタイトル…と心機一転の気合の入れよう…なのですが、恐らくはファンの中では一番不人気なアルバムなのでは。何がイカンのかなーと思うに、前作『THE TOWN IN DISTINIY('88/8)』とのギャップの大きさが問題なのかと。輪郭がクッキリしたサウンドの上で中低域のJUNの歌唱も小気味よかった『T.I.D』と比較すると、『THE WILLARD』は一発取り風のごしゃごしゃした音の上の中高域(無理やり高いキーで唄っている感あり)のJUNの歌唱が聴いていて苦しい。穴井氏の太いベースに併せてボトム強化を図ったのはいいけど時間不足で消化不良のようなアルバム。ただし、今回を含めライブの定番曲になっているものも多く、曲そのものは悪くないと思う…前半5曲目までは。後半の5曲は何もひっかかる物がないなぁ。歌詞についても天安門事件とか捻りのないハロウィンの風景とか相当ネタに苦しんだのだなと推察します。前半5曲目までのミニアルバムだったら新たな航海を記念した門出のアルバムになったのかも知れない。

淋しい夜を過ごし全てを裏切るけど 月を目指して翔べば何処かにたどり着ける
正しい者などどこにもいない あるのは見せかけのマガイモノさ

雲を突き抜け 母なる空へ LONELY FLIGHT

"HELLO" なんて言わせない "HELLO" なんて聞こえない OH NO!

悪魔に魅入られてもこれ程悪くないさ 誰かが囁くのさ「アイツは終わってる」と
さよならマヤカシの人形ども 操る糸さえ嘲笑ってる

良くある話 ふやけた夢のHOMICIDE

"THE END" なんて言わせない "THE END" なんて聞こえない OH NO!

虚しい時間は ただの一人も許さず つけ狙い離れないのさ

永遠なんてあり得ないから I DON'T MIND

"THE END" なんて言わせない "HELLO" なんて聞こえない OH NO!

(『HIS SONG (JOLLY ROGER II) 』)



【追記】
アルバム『THE WILLARD』がドボチョンで幽霊城で東芝時代と違和感ありありなことは、既にmm9姐さんが2年前に指摘していたのであった。

*1:南日本放送にて当時放送していた、夕方5時からの公開スタジオ生放送情報番組。ローカルですみません。