『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』

【解説】(allcinema ONLINEより)
もはやお子様向けアニメ映画の枠を完全に脱した感のある「クレヨンしんちゃん」映画版の9作目。21世紀を無かった事にして、再び世界を20世紀の時代に返そうと画策するイエスタディ・ワンス・モアのリーダー、ケンと自分たちの未来を守るべく立ちあがったしんちゃんの壮絶な戦いを描く。
春日部に誕生した“20世紀博”。そこはひろしやみさえたちが育った70年代のテレビ番組や映画、そして暮らしなどを再現した懐かしい世界にひたれるテーマ・パークだった。大人たちは子供そっちのけで“20世紀博”に熱中していくが、しんちゃんたち“かすかべ防衛隊”の面々はそんな親の姿に呆れながらも心配そうな目をしていた。その夜、20世紀博から重要なお知らせがある事を思い出してTVを付けるとひろしたちは……。

■「万博世代じゃないとこの映画は判らない」という奴は全くこの映画のテーマを判っていない。今の自分を形成してくれた”これまで”とその自分が向う”これから”の全てを肯定することの大事さは年齢に関係ない。