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今ごろナンなんですが、最近のヘビロテです。
※全曲オーケン作詞、()内は作曲者クレジット
- アーティスト: 筋肉少女帯,大槻ケンヂ
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2007/09/05
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凍結の8年間分、バンド内外のゴタゴタを含めればそれ以上のネガティブな振り子幅が大きかった分、メンバーの”また筋少が演れる嬉しさ”が音として伝わってくる。
ジャパメタありJポップあり『乙女パスタに感動』『Killer Queen』あり70年代風ラウンジミュージックあり…の節操のなさも、メンバーの音密度の濃さ*1とオーケンのボーカルの緩急ぶりで飽きません。
新曲だけでも十分ボリュームあるのに過去のセルフカバーが3曲。その3曲が【80年代】【90年代】【オーケンソロ】から1曲ずつ選ばれているのも興味深い。【勢いだけが頼りの80's筋少】【バンドブームに半ば踊らされた90's筋少】【全てを失い彷徨うオーケンソロ】という分断されかけた彼らの歴史が【吸いも甘いもかみしめた最新筋少】の音によってしっかりと大木の幹の中に一体化されたとでも言いましょうか。
その3曲中2曲がエディの曲なのだけど、【メタル橘高】×【ポップおいちゃん】×【プログレウッチー】×【クラシカルエディ】という4つの強固な要素がアルバムの中で組んず解れつしてとてもいい感じ。
『仲直りのテーマ』はオーケンが復活ライブで(ボースカに唄わせた)適当なあまりにそのままな心情吐露ソングが煌びやかでパワフルなナンバーに。
3は復活後のライブでもオーラスとなっているように今の筋少の象徴曲と言っていいと思う。「僕とあなた以外は皆失明して食虫植物に食らわれてしまえばいい*2」というオーケンの真骨頂と言える詩世界が、曲の持つポップな開放感/高揚感と「流星の雨」「星々が降る夜」「星座」といったロマンティックワードによって爽やかな感動すら覚えてしまう。
おいちゃんの新曲は4曲。ハード路線の8、10より、どポップな「歌モノ」の4、12が断然よい。四十男の視点からの青春やロックをてらいなく唄うことができるようになったオーケンの味わい深いボーカルに寄り添うような音づくりが実はこのアルバムの個人的な聴きどころだったりする。
エディのピアノとコーラスで美しく盛り上がる6を聴いていてYoshiki様とその御一行みたいだな、と思っていたらその次の曲で本当にその御一行様(のパロディ)キター!(笑)
11の流れはデビューアルバムのオープニング及び1曲目の流れを再現。しかし演奏のテクニック/パワー、そしてオーケンの醒めた狂気ぶりはオリジナルより格段アップしている。また、本アルバムの1の流れを明らかに意識しているので、結果としてまた1から聴きなおしたくなる中毒性を持っているのかも。
※全曲オーケン作詞、()内は作曲者クレジット
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シングルとは言えオール新曲、音の密度も『新人』に負けず劣らずで、ミニアルバムとして扱ってもいいくらい(だって次のアルバムがいつ出るか判らないし)。
『ドナドナ』はオーケンが『ROCK AND READ』の2万字インタビューで”デモ聴いたとき【ビジュアル系】と思った(笑)”と語っていたけそれはひょっとしてGLAYの『誘惑』のことか?(笑) それよりも『トリフィドの日〜』の焼き直しに聴こえてしょうがないのですが(苦笑)。曲としては格好いいけれど間を空かずに聴くと区別がつかなくなります。
ROCK AND READ 20―読むロックマガジン (20)
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「ボッコちゃんを
ボッコちゃんを
ボッコちゃんを
読んだのさ〜♪」
がツボにはまってしょうがない。
『ボッコちゃん』は、小学6年の時に読んで、軽いトラウマになりました。
- 作者: 星新一
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