『筋肉少女帯自伝』

筋肉少女帯自伝

筋肉少女帯自伝

彼らを理解するためのサブテキストとして購入。橘高さんのパートで泣いた。そしてファンになりました。

再度客観的に読み直してみると橘高さんて【自分語りにまで様式美を徹底して追求する人】だなぁ、と。(失礼な言い方ですが)
他のメンバーがほのぼのと生い立ちを語っているところをこの人はいきなり「おっちゃん」の話から始めて読み手にある種の期待と覚悟を強いるところとか、「俺は十字架を背負う」という台詞とか。
その語りの内容には(某氏みたいな)虚言はないとは思うけど、自分の半生までをドラマチックに語ってしまうセルフプロデュースぶりが凄いな(プロだなぁ)…と。