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metalmicky9様の真似をして、レンタルCDで自らの遍歴を語ってみます(笑)
今住んでいる地域のレンタルCDショップは全てチェーン系列のDVDレンタルとの複合形態となってしまい、自分が聴きたい(聴き返したい)80年代の邦楽はメジャー系以外は売れ筋外として既に撤去され、聴きたいものは手に入らない状態。
そうなると、たまに入る出張の出先で、その手の(既に廃盤になった)CDを取り扱うショップで大量にレンタル⇒持参したノートPCにデータ吸い上げ⇒返却して帰途につく、というパターンで自分の内部パーツを補完中。
先日のパーツ品は以下の通り。
- Fish Inn
- アーティスト:THE STALIN
- 出版社/メーカー:BQレコード
- 発売日: 1984/11/20
ミチロウ御大は、高校生のころにザのつかないほうのスターリンを少し聞いていて、ザのつくスターリンはなんとなく避けて通ってきていた。しかし三原重夫氏のホームページで、やはりちゃんと向き合おう…と想い、この夏に詩集
遠藤ミチロウ全歌詞集完全版 1980‐2006―お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました。
- 作者: 遠藤ミチロウ
- 出版社/メーカー: マガジンファイブ
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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『ベトナム伝説』はリマスター盤がレンタル中だったのでオリジナルCD盤のほう。パンクというよりはパワーポップに近い。JUN-BLEEDこと帯賀淳の引きまくりギターはWILLARDでいえば『URBAN"BAT"SURVIBOR』のギターに似ている。
『Fish Inn』はまだ聴いていないけど、先に聴いたビル・ラズウェルのリマスター盤での感想を書くと、ポジティブが付くほうのパンク音。今は懐かしきEX-ANSの『HABIT OF SEX』('90)は多分このアルバムの影響が大きいのでは。本作についてはよく”ドロドロで内向的”と評する文章を目にする。確かにそういう面もあるけど引き締まった緊張感があってこのアルバムは好きだ。
- JOY
- アーティスト:STALIN
- 出版社/メーカー:アルファ・ムーン
- 発売日: 1989/02/25
- STALIN
- アーティスト:STALIN
- 出版社/メーカー:アルファ・ムーン
- 発売日:1989
- ぷりぷり
- アーティスト:ローザ・ルクセンブルグ
- 出版社/メーカー:MIDI
- 発売日: 1986/02/21
- ROSA LUXEMBURG ?
- アーティスト:ローザ・ルクセンブルグ
- 出版社/メーカー:MIDI
- 発売日: 1986/12/20
ミチロウ御大のソロ時代とビデオの付くスターリンはいったんすっとばかして、ザのつかないスターリン…というより三原重夫祭り。この人のエッセイはぜひ本にしてもらいたい。氏が活動してきた様々なミュージシャンとのエピソード*1から、音づくりに関する理論、そして人間論に至るまで、体験主義によるリアリティと判りやすさがあって印刷して何度も読み替えしている。『JOY』は『A.B.C.D.E.F.G.』がバカバカしくて好き。『STALIN』はこれから。ローザについては当時、土着的などんとのボーカルとサウンドがあまり好きになれなかったのだけどこの機会にちゃんと聴いてみよう。ちなみに今回のレンタル翌日に立ち読みした「SN○○ZER」の最新号特集「日本のロック/ポップ・アルバム究極の150枚」で『ROSA LUXEMBURG ?』が第2位になっていて驚いた。そんな偏ったベスト企画があること自体も少し驚きだったが、それ以上に”この企画が何かの問題定義になればいい”とか何とか書いてあった記事前置きが自意識過剰すぎてバカじゃないの?と思った。
凛として時雨については、内容は先に書いたとおり。最近のバンドのことは本当に判らないのだけど、このバンドはみぃ君のために童謡CD*2を探してひさしぶりに行ったタワレコの視聴機でノックアウトされた。CORLTER OF THE DEEPERSを初めて聴いたときの衝撃:アンファン・テリブルという言葉が似合うような”才気”に加えてDEEPERSにはない”変態性”と”狂気”がある。11月1日の広島でのライブが楽しみ。…だったのが仕事を回避することが不可能であることが明らかになりました。自分のせいなので誰にも文句は言えませんが。
- LA VIE EN ROSE
- アーティスト:D'ERLANGER
- 出版社/メーカー:デンジャー・クルー
- 発売日: 1989/02/10
- BASILISK
- アーティスト:D'ERLANGER
- 出版社/メーカー:
- 発売日: 1990/03/07
地元の大手レンタル店にありそうでなかったD'ERLANGERの旧作2つを十数年ぶりに。感想はまたいずれ。44MAGNUMのこのアルバムは20年ぶりに。D'ERLANGERの『LAZARO』の音(ギター)を聴いたときにすぐに連想したのがΦのファーストアルバム(要するに広瀬"jimmy"哲)だったので、あらためてホスト系ロックのルーツを確かめるようと思いまして。
- ignorance
- アーティスト:MORRIE
- 出版社/メーカー:BMGビクター
- 発売日: 1991/01
発売当時に購入するも難解だったので売り飛ばしたアルバムに再チャレンジ。Creature Creatureは、実はシングル曲を聴いただけでアルバムはまだ聴いていません。今回のレンタル店にも無かった(泣)。
後期ZI:KILLは前期ZI:KILLとは違う、”ただのロックバンド”となって、昇華していった…と書くと格好いいけど。
- 璞
- アーティスト:GARGOYLE
- 出版社/メーカー:創美企画
- 発売日: 1992/04/04
自分にとって聴けるアルバムは上記のメジャー在籍期まで*3。曲の完成度だけで判断すると、屍忌蛇の存在はやはり大きかったのかなー。彼の在籍時の4枚については、ひとつの曲の中でどんなヘンテコなことをやっても曲全体の構造がしっかりしていたからすんなり聴けた。彼が抜けた後の曲は、音のハードさや歌詞のユニーク等のパーツがうまく絡み合っていない気がする。行ったことはないけど、ライブは楽しいのだろうけどね。こちらもそれぞれの感想はまたいずれ。