言論の自由のために名前は出しませんが

○○○○の最新アルバムとシングルを聴いた。別にファンじゃない。むしろ苦手だ。映画『○○○・○○○○○』の○○○○役の凶悪ぶりの印象が強く、以降TVで観ても目つきのキツさや髪型がいただけない。知り合いになっても一緒にいてあまり楽しいとは思えんタイプで、なぜ皆映画やテレビに使いたがるのか理解ができない。…それでもつい、レンタルCD屋で流れていた最新シングル曲に魔がさして手にとってしまった。
上に書いた印象と同様?に、その歌声には適度な緊張感があり、シングル曲及びアルバム中でも多用されているストリングスやピアノの音と混ざることで心地よい響きを醸し出している。しかし歌詞が…。最近の曲の歌詞は全て本人が手がけているとのことでそれをレコード会社も売りにしているのだが、内容は”高校生が授業中にノートの隅に書いたポエムをそのまま使ってみました”のレベル。助詞の使い方が混乱していたり、使い慣れていない単語や倒置法を使うことで詞世界/空気の統一感がなくメロディ/リズムとの折り合いも悪く、1センテンスごとにいちいちシャクにさわって聴いていて気分が悪くなる。*1
本人が出演する映画やテレビの主題歌の歌詞も自身が手がけることも多く、その事についてwikipediaの記述*2には

本人による歌詞は原作の内容をよく理解して作られており、作詞に関する評価も得ている。

とあるのだが、あえてツっこむと、
・こいつが出るテレビや映画の内容で理解が難しいものなんてあったのか。
・内容を理解して作詞するのは当たり前。そうでないものを主題歌にしてどうすんのよ。
・その”歌詞”というのが、原作の設定やキーワード、小道具名を盛り込んだだけで、前述のとおり言葉づかいのセンスは低い。
書くのなら

本人による歌詞は原作の内容をよく理解(?)して作られており、作詞に関する評価(笑)も得ている。

ぐらいにしとけばいいのに。
アルバム・シングルともケータイに全曲突っ込んだけど、結局一番聴いているのはシングルに収録されていたタイトル曲のバックトラック(歌なし)だったりする。
あー書いちゃった。本人がカマ持って報復に来そうだな。

プリズム

プリズム

嬉々

嬉々

*1:悪いのは本人(だけ)ではなくてこのレベルのものを商品として発売した本作のディレクター、レコード会社その他の関係者だ。”この程度の歌詞でもアイツら買うだろ”というナメたやり口と、それを実際に買う○○な○○○もトホホだ。

*2:wikipediaも項目によって国語力のバラツキが著しい。例えば一部のビジュアル系バンドの記述には稚拙な慣用句や無意味な接尾語等がゴロゴロしていて、”検閲はあっても校正は無い”ための歪みが表れている。